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株式会社多慶屋ホールディングスは、創業以来76年にわたって御徒町を拠点にディスカウントストアを展開されてこられました。2020年春より一部店舗の利便性向上・刷新を目指し、関連店舗を順次閉館し解体工事に着手、2022年秋に「TAKEYA1」を開業されました。

本店舗は、地下2フロアにサミット、1-3Fに多慶屋、4FにDAISOが入居し、食品から生活雑貨まで幅広いラインナップを取り揃え、装い新たに生まれ変わりました。一方、「TAKEYA2」は隣接街区の店舗の建替として2023年2月現在、プロジェクト進行中であり、「TAKEYA3,4」は既存店舗を引き継ぐ形で、館名を新たにし、TAKEYA1と共に運営されています。

阪急CMは、TAKEYA1,TAKEYA2の建替にかかわる企画構想段階から参画し、両施設の基本計画段階のCM業務を実施したのち、TAKEYA1の竣工まで携わりました。TAKEYA1は、建替において最初に竣工するプロジェクトであり、多慶屋ブランドの再構築へむけ内外観意匠・店内フロア構成（事業性）、それを成立させるための予算・工期・プロジェクト体制など、多岐にわたって詳細に検証が進められました。

プロジェクトでは、基本計画終了時に施工候補者を特定し、意匠設計者と対となる設備・構造設計者にその施工者を据え、コストウェイトの大きい当該工種の合理化・コスト縮減を図らせると共に、意匠設計者には多慶屋ブランドの再構築（内外観・サイン計画等）を重点的に検証させるなど、適材適所に体制を組み、円滑にプロジェクトが進むよう尽力いたしました。工事は年末商戦に間に合うよう2022年10月末に竣工し、想定予算・工期内で無事完了させることが出来ました。

（写真撮影：株式会社 川澄・小林研二写真事務所）