福岡県鞍手町 新庁舎の基本設計説明書案がまとまりました
2021.03.06
阪急CMがプロジェクトを御支援する福岡県鞍手町における新庁舎の基本設計説明書案がまとまりましたのでお伝えいたします(以下は2021年3月3日付の建設通信新聞に掲載された内容です)。
デザインと環境両立/新庁舎基本設計案/福岡県鞍手町
特徴的な大屋根は現代的・先進的なデザインと環境配慮を両立/"Nearly ZEB"を目指す
福岡県鞍手町は、新庁舎の基本設計説明書案をまとめた。特徴的な大屋根は現代的・先進的なデザインと環境配慮を両立する。施設規模はS造3階建て延べ4,915㎡、ほか車庫棟260㎡。全体事業費は53億2130万6000円。設計は佐藤総合計画が担当している。
大屋根は最上階の3階部分を東西にせり出した形にし、太陽光発電パネルの設置面積を確保するほか、夏季の強い日差しを遮る庇としての役割を果たす。屋根に降った雨水はピットを活用した雨水貯留槽に集め有効利用する。これらの取り組みで「Nearly ZEB」を目指す。1、2階はガラスのカーテンウォールとし外壁はアースカラー。3階の外壁は光沢感があるシルバー系のガルバリウム鋼板とする。エントランスは1、2階両方を設け、1階レベルで新くらて病院、2階レベルで中央公民館とつなぐ。
事業費の内訳は工事費35億6172万5000円、設計費3億6532万4000円、周辺道路整備や博物館別館建設などそのほか関連事業が13億9425万7000円。21年度は実施設計を進める。22年4月に工事発注の手続きを開始し、同年8月ごろの着工、23年10月ごろの完成、24年1月の開庁を予定している。建設地は大字小牧2080-2ほか。